Teruyo Kanesaka
KURUMIYU主宰/がま口愛好家
27年前、趣味で始めたハンドメイド。そこからたくさんの喜びと挫折を経験し、今では「がま口作家さんの応援団」というコンセプトのもと、KURUMIYUがまぐち教室を主宰しています。
私が講師としての道を選んだきっかけは、自分自身が「がま口作り」で挫折しかけた経験でした。それまで独学で様々なハンドメイドを楽しんでいましたが、がま口だけはどうしても上手くいかず、ついに人生初のハンドメイドの習い事に挑戦することに。
そのとき感じた「できなかったことができるようになる」喜びと感動は、言葉にならないほど大きなものでした。あの経験があったからこそ、同じように悩む人たちを支えたい、成功を一緒に喜びたいという想いで、講師としての活動を始めました。
現在は、初心者の方でもがま口作りを楽しみ、自信を持って挑戦できるよう、世界中の人々にその魅力をお伝えする活動を目指しています。


がま口という「スキルのおもちゃ」を手に入れて、ハンドメイドの世界で自分のがま口を広めていく冒険をしていくための拠点になるように、みんなの「秘密基地」を作る。

こんなことが出来たら絶対楽しいのに!みんなも喜ぶのに!そう思ったことを思うだけじゃなくて「カタチ」にしていく。
HISTORY

きっかけは子供のそばで過ごしながら
趣味で始めたハンドメイド製作
ハンドメイドを始めた当初は家族のために、今ある生地で子供用のヘアゴム製作などを楽しんでいました。
やがて携帯でインターネット検索ができるようになった時、ハンドメイドした作品が販売できることを初めて知り「お小遣いを貯めて、子供に保育園準備物を自分の手で買ってあげたい!」 と思うように。
そこから私のハンドメイド作家生活がスタートしました。

そしてたどりついた「がま口」との出会い
でも、その頃ミシンを買うお小遣いもないし、使い方もわからない…ならば「手縫いで仕上げればいい!」と、夢中に作ってはネットで販売する日々。
いつしか子供も成長して、「委託販売」や、「イベント販売」に子供たちを連れて外へ飛び出しました!しかしハンドメイド作品の販売を始めてみたのだけれど、そこで1つの壁に…
それはお客様が口々に言うこの言葉でした。
「〇〇ちゃんのママでも作れるからいらない」
「私にも作れるから買う必要はない」
当時のネット販売ではあまり遭遇しない、「お客様のリアルなお声」でした。
3日間の出店で販売はゼロ。
私の失敗は「自分の楽しさ」ばかりを優先していて、全くお客様のことを想えていなく、「技術が誰でも作れるものばかりだからだ」ずっとそう思い込んでいました。
スランプを抱えていたちょうどその時、知人から頂いた「がま口」を修理している時に「面白い!」と思い、構造を知り試しに作ってみることに。
これががま口作りのきっかけとなりました。
その後ご縁から当時の師匠に巡り会い、初めての習い事をすることに。
ちょっと作ることにコツのいる「がま口」。
練習のため100個は作りました。
失敗を繰り返し、たくさんの壁に阻まれつつも…やっとの想いでがま口が作れるようになりました。
そかしそれだけではなかなか販売に繋がらず…「ハンドメイドをお仕事にする」お勉強をする決意をしました。

「ハンドメイド作家」勉強の中で
気づいた大切なこと
お勉強を経て、ようやく勘違いに気がつきました。それは、
・「作りたい」と思っている人に対して、ただ作り方だけをお伝えするだけだった。
・自分が「楽しい」だけが優先されているような、お客様の気持ちを無視した作品を作り続けてしまった。
大事なのは作り方を知りたい方がその先どうなりたいか、その先の未来を考えること。
そして、お客様がほしい作品を分析しお客様の気持ちを優先した作品を作ること。
この講座では私が得た経験を活かし、生徒さんに向けて作り方だけではなく販売までの流れや仕組みの土台作りを学べるシステムを構築しました。

自分の経験を惜しみなく伝える
「がま口講師」へ
最初は友人の「私も作ってみたい」のお声から地元周辺で「がま口講師」として歩み出し、やがて全国から沢山の「作ってみたい」というお声をいただくようになりました。
もっとたくさんのがま口好きさんを「できた!」という笑顔にしたい!そこから全国、世界へ向けてがま口教室をオンライン化しました。
私にとってがま口は生徒さんとお客様を笑顔で繋げることのできる魔法のアイテムになりました。
だから生徒さんにずっと言い続けたい言葉があります。
お客様ともっとがま口を楽しんでね!
楽しんだ先に「もっと頑張ろう」があります。
Activity History